初めまして!イラストレーターのnaco(@naco_nyako)です。
『LINEスタンプを作って販売してみたい!』と思ったあなた!
LINEスタンプを売る時には気を付けないといけないことがあります。

・何を描いてもいいの?
・気を付けないといけないことってあるの?
こんな疑問を、この記事では解決していきます!
「せっかく描いて審査も待ったのに、リジェクト(拒否)された・・・」
なんていうことにならないように、描く前に注意点を抑えておきましょう!
一度のリジェクトなら直す気力があるかもしれませんが、何度もリジェクトされて、もう販売するのをやめた・・・という方もいますので、しっかり読んでノーリジェクトで販売しちゃいましょう!
LINEスタンプのガイドラインを元に注意点を分かりやすくまとめています。
LINEスタンプの作り方、販売方法はこちらにまとめているのでぜひこちらもご覧ください!
目次
スタンプを作る時の大前提!
まず、注意点の前に知っておいてほしいのが
LINEスタンプは基本オリジナルキャラクターでないとだめ!
ということです。
もちろん、一概に全ての人に当てはまるわけではないですが
芸能人の方やアニメキャラクター等は、一般の人が勝手に作っていいスタンプではありません。
著作権や肖像権侵害の可能性があります。
許可を得ている場合や、自分を描く場合、仕事の依頼等の場合は問題ありませんが、そうではない場合は自分で考えたキャラクターでスタンプを作りましょう。
著作権や肖像権を侵害するようなスタンプを販売し、通報され損害を請求されるようなことがないよう、ここは必ず確認して制作するようにしましょう。
もし、これらの権利に関わるスタンプを作る場合は書類を提出したり本人確認が必要になったりする場合があります。
NGスタンプ
物体・背景だけしか描かれていない
LINEスタンプは、キャラクターを使って気持ちを表現するスタンプです。
このように、四角い立方体や景色などキャラクターの存在しない、
なんのために作られたか分からないスタンプはNGとなっています。
キャラクターが見にくい・横長すぎる
LINEスタンプSTOREを見ていただければ分かると思いますが、
ほとんどのキャラクターがこのように2等身から3等身になっています。
このように7等身や8等身のキャラクターでは、
スタンプとしてとても見にくくなるのが分かると思います。
また、横長にキャラクターがサイズいっぱいに広げられたスタンプもNGです。
このようなスタンプが販売されているのを見たこともないと思います。
これも、見にくくなり単純にクオリティとしても下がるため横長に描くのは避けましょう。
スタンプ全体が淡色、数字だけのイラスト
『淡色』とは色素の薄い、白っぽい色になります。
このように、あまり色の違いがなく白っぽいイラストはNGになりやすいです。
淡色を使うこと自体は禁止ではないため、所々濃い色を使って全体が淡色にならないようにしましょう。
また、このように数字だけのイラストもNGになっています。
『数字+キャラクター』は大丈夫なので、数字を使う場合はキャラクターも入れましょう。
公序良俗に反するもの・性的表現
これはあまり言わなくても分かると思いますが、性的に見える表現はNGです。
よくあるのは、ネタとしてキャラクターにパンツを被せたイラストがリジェクトされる、ということです。
「いや、これは性的な意味ではないよ!?」と思って描いても、そういった表現が犯罪等に関わるからなのか、リジェクトされるようです。
・肌の露出が多い、水着やキャミソールだけのキャラクター
・アダルトグッズやそれに似ている物
もNGになります。
お風呂に入っているスタンプを描きたい時は、湯舟に浸かり、泡で顔以外を隠して、タオルを巻いたりして描きましょう。
暴力的表現
『暴力』と聞くと拳で殴っている表現のことを思い浮かべると思います。
しかし、LINEスタンプでは、漫才等のツッコミの表現としてペシッと叩く表現もNGになります。
「なんでやねん!」と言いながら、人を叩くスタンプは避けましょう。
ただ、「なんでやねん!」と言いながら、ハリセンを持つだけでは暴力的にはならないのでOKになります。
また、血が描かれたスタンプもNGになります。
企業ロゴや著作権に関わるスタンプ
「iTunesカードやGooglePlayカードで課金しているスタンプを描こう!」
と思った時、キャラクターにカードを持たせたい!と思う方もいると思います。
しかし、カードの見た目をそのまま真似して描くのはNGになります。
また、よくあるのがmizunoやpuma等、服装に企業のロゴを真似して描くのもNGです。
企業ロゴ以外の、模様だけを少し真似してみたりカードっぽい何かを持たせているようにする等、著作権侵害にあたらないようなイラストにしましょう。
また、販売されている電化製品やゲーム機等も、ロゴ同様にNGになります。
赤十字の赤い十字マークもNGになります。
宗教的要素・死を連想するイラスト
・棺桶で亡くなっている人
・十字架を持ってジーザス等のセリフを言う
・天使が空に召されている
・お葬式をしている
このように、どこかの宗教に関わるイラストや死ぬことを連想させるイラストはNGになります。
「死」や「殺」という言葉を使っていなくても
・息をひきとる
・逝ってらっしゃい
・南無阿弥陀仏
等、宗教的な言葉や死を連想できると判断される場合はNGになります。
販売する時のNG例
スタンプの内容ではなく、販売する時の情報によってNGになる場合があります。
いくつかあるので例を出してみます。
適切なタグがつけられていない
スタンプには1つずつタグを割り当てることができます。
「女の子」や「猫」等のタグをつけることができますが、これらがスタンプに適切ではない場合はリジェクトされます。
どのタグが適切なのか分からない場合は、空欄のまま審査に出しても構いません。
一部の国では販売できない
基本的に日本人は日本人向けにスタンプを作ると思いますが、世界中に販売できます。
問題なければ全国で販売できるのですが、スタンプによっては一部の国では販売できない場合があります。
その場合は、リジェクトの理由に「この国とこの国の選択は外してください」と書かれるため、販売地域を選択して再申請しましょう。
スタンプと文字が合っていない
明らかにイラストや写真とセリフが合っていない場合や、セリフに誤字がある場合はリジェクトされます。
ただの動物の写真にセリフを加えた場合に多いようです。
「わざとこのセリフにしたからそのままでいい」という方は、運営に誤字ではないことを伝えましょう。
スタンプのタイトル、説明文に誤りがある
LINEスタンプのタイトルと説明文は必ず英語で書かなければいけません。
日本語の説明文は英語に追加で書く形になります。
なので、英語が苦手な場合は翻訳機を使いながら簡単な文を書くようにしましょう。
また、説明文に「〇月〇日 〇〇販売します!」「https://〇〇〇」等の宣伝行為やURLを書くことも禁止されています。
スタンプのみの説明を書くようにしましょう。
一発で審査に通って気持ちよく販売しよう!
何度もリジェクトされて挫折しないように、これらの注意点を守ってスタンプを制作しましょう。
審査には数日から1週間程度かかるため、リジェクトされればされるほど販売も遅くなります。
さらに、一度描いたイラストを1からやり直すということもありえるため、時間の無駄にならないように気を付けてください。
ここまで読んで、LINEスタンプを作りたい!でも作り方が分からない!という方はぜひこちらの記事も合わせて読んでみてください。
あなたの世界に1つだけのスタンプを販売して、新たな収入源にしていきましょう!
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